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ブレーンバンク内定者日記③~教育業界には欠かせない?コーチング理論とは~

  公開日:2017/12/30

※この記事は約3分で読めます。

こんにちは。四谷学院の奥野です。

今回はブレーンバンク内定者日記の第三弾として、前回に引き続き、内定者研修の内容をご紹介します。

コーチング研修

みなさんはコーチングというフレーズを耳にしたことはあるでしょうか?

親として子どもを育てる時、上司として部下を育てる時、色々な場面でコーチングという言葉が注目されるようになっています。

コーチングとは、「人のやる気や能力を自発的に引き出すためのコミュニケーション技術」のことです。

担任とコーチング

私たちブレーンバンクが運営する予備校四谷学院では、担任として生徒を指導する社員が大半です。
四谷学院での仕事は何ですか?と聞かれたら間違いなく「担任業務」と答えるでしょう。
(担任以外の仕事に携わる社員もいるのですが、それはまた別の機会にご紹介します)

四谷学院の担任指導は、コーチング理論に基づいて行っています。
内定者は、内定者研修の一環として、コーチング研修を受けます。
入社前から生徒とのコミュニケーションを「コーチング的に行う」よう常に意識することになるのです。

コーチングとティーチング

「コーチング的に行う」コミュニケーションとはいったいどのようなものでしょうか?

担任をしていると、以下のような場面に遭遇します。

生徒
四谷先生。最近、英語の勉強がうまくいかないんですよね・・・

こんな相談を受付でされたら、どう返しますか?
「英語の勉強はね、まず~~をやってみよう。それから・・・」というように、早速具体的な提案を考えてしまった人。
それはコーチングではありません。

生徒の相談に対し、答えを与えたり、やるべきことを命令のように提示していくのは、ティーチングです。
生徒が相談に来ているのだから「答えをあげよう」と思う気持ちは間違っていません。
ただ、答えを担任が与えたとして、それは本当に生徒のためになっているのでしょうか?

その場では生徒の抱える問題が解決したように見えるでしょう。
しかし、それでは生徒の中には何も残りません。
あるのは、担任から与えられた答えのみです。
生徒が自ら考え、納得し、積極的・自発的に行動することによって初めて生徒の中に「達成感」が生まれます。
その達成感を積み重ね、「自分でもやればできる」を繰り返すことで、本当の成功体験が待っているのです。
重要なのは、答えは担任の中にあるのか、それとも生徒の中にあるのか、ということ。

「生徒には無限の可能性があり、課題を自分で解決する力を持っている」
これがコーチングの原則なんですね。

カウンセリングやコンサルティング

ティーチングとの違いは理解してもらえたと思います。

他にもコーチングと混同しやすいものがあるので、ご紹介します。

・カウンセリング
 コーチングと異なり、治療的側面が強いのがカウンセリングです。
 カウンセリングとはマイナスの心理状態をゼロに戻すことを目標に行います。
 問題があった際、その問題の原因へと遡って、解決への気づきをサポートします。
 一方コーチングはゼロからプラスへ、現在から未来を作り出す働きかけをするのです。
・コンサルティング
 専門分野に限って、相手に提案だけ行うのがコンサルティング。
 コーチングは分野を限定せず、相手の話を聞きだし、相手の中にある解決策を引き出すものです。

まだ漠然としていると思いますので、次回はもっと具体的にコーチングについてお話ししていきたいと思います。

 

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