あなたは大丈夫?社員登用制度の落とし穴
公開日:2017/11/28
最終更新日:2018/09/28
こんにちは、四谷学院の菊池です。
「社員登用制度あり」
求人情報をチェックしていると目にすることもあるでしょう。
「しばらくすると社員になれる」という制度です。
この「社員登用制度」は、企業によって様々です。
「思っていたのと違った・・・」
とガッカリしないように、正しく制度を理解しましょう。
社員登用制度とは?
簡単にいうと、雇用形態が「アルバイト」「パートタイム」「契約社員」などから「正社員」に転換できる制度のことです。
最初は「アルバイト」で雇用され、働きを評価されたら「正社員」になれるというようなケースです。
勤務年数や昇格試験の合格、面接などが、課されることもあります。
正社員に昇格すると、より責任のある仕事を任されたり、昇給したり、福利厚生が充実したり・・・といったことが望めます。
チェック!昇格の条件
まず心して欲しいのは「正社員へのハードルは高い」ということ。
アルバイトと正社員では、仕事の責任の重さも異なりますが、会社が求めるパフォーマンスにも差があります。
「正社員」として求められることを実行できる人物か?
これが登用にあたり必ずチェックされることです。
企業によって、「正社員登用制度あり」と書かれていても内容は大きく異なります。
必ずチェックしておきたいのは以下の3点です。
登用の実績があるか?
制度があったとしても、「実際に正社員になったアルバイトがいない」のであれば、かなり実現は難しいでしょう。
実際に「年に○人が登用されている」とか、「○課長は最初はアルバイトからのスタートだった」など、実際に登用された数やスタッフを人事担当者に確認しておきましょう。
ホームページなどで、社員インタビューなど公開しているところもありますよ。
登用の条件が明確か?
「実績を考慮して…」などの条件が書かれている場合、具体的などんなことが求められているのかを確認しましょう。
具体的に「2年経過」「昇級試験(ペーパー)実施」などの条件が明示されることもあります。
いずれにせよ「どうしたら目標をクリアできるか」が明確であるほどに、モチベーションが維持しやすくなります。
正社員がイキイキ働いているか?
実際に働く正社員の人を見たときに、こういう風に思えるようであれば、「正社員」を目指したくなりますよね。
やりがいをもって働いている正社員がいる会社を見極めるのも重要なポイントです。
・仕事を楽しんでいる
・人生、おもしろそうだ
・うらやましい
社員登用制度:まとめ
まずは、自分自身が仕事を楽しめるか、ということです。
最初はアルバイトでも、正社員を目指せるとなれば、日々もやる気もわいてきます。
アルバイトでも契約社員でも、そして正社員でも、全力でがんばれる企業を選びましょう。
【体験談】アルバイトから正社員の担任へ
最後に、四谷学院で社員登用されたTさんをご紹介します。
四谷学院にアルバイトとして入社。
現在は「正社員」として高卒生の担任を受け持っています。
そのため入社当初は、説明会に来られた来校者の対応や自習室貸し出し、教材・備品の在庫管理をしたりするなど、学校運営のサポート業務にあたっていました。
しかし、進路指導や学習相談に乗っている社員をそばで見ながら、
「直接生徒たちの志望校合格のためにサポートできるようになりたい」
と強く思うようになり、社員登用に応募しました。
社員登用にあたって「担任をやりたい」という気持ちは十分だったのですが、やはり受験知識の不足がネックに。
責任ある担任になるためにその点で不安でした。
そこで教務資料・ビデオ研修・校舎研修などの研修を受け、スキルを磨きました。
正社員となってからは、担任として自信をもって生徒をサポートできるだけでなく、裁量を任せられ自分なりに工夫しながら運営できることに、大きなやりがいと面白みを感じています。
教育業界に興味をお持ちの方は、ぜひブレーンバンクのホームページをご覧ください。
正社員登用制度もございます。
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